2020年1月31日金曜日

ギリギリまで自由

木曜はエンジョイクラス(^ω^)

今日もKくんが考案したリップコーンバトル(名前がちゃんと決まっていない)で大騒ぎ!
いやーリップコーン買って良かった!まぁこんな使い方してるトコ他にないだろうけど
狭いサークルの中でのバトルロイヤル形式なので、余所見している人を狙ったり、真っ向勝負を挑んだり、こっそり離れて安全を確保したり…バランスだけでなく周辺視野、空間把握、駆け引きの要素もかなりあり、年齢もほぼ関係ないので良い
私も混ざったけど、案外あっさりKOされたり(;゚Д゚)子供の方が賢いな~

からの、自由時間はマットや跳び箱を出したり、バドミントンをやったり野球をやったり
マットや跳び箱を並べて「サスケ~」と言いながらアスレチックにして遊んだり
「跳び箱星人~」と言いながら跳び箱の中に入って移動し始めたり

危険が伴いそうなところへは付き添って見守るだけ見守ったり、危険な遊び方は制止しますが、ギリギリまでは手を出さず口も出さず
勇気は要りますが、これがいつか、本人も気付かない財産になることを信じて( 一一)

S.B.C-The First ComfortZone-
- 全ての子供達の“安心領域”-

2020年1月28日火曜日

ビジョントレーニング講習

日曜はメンタルウェルネストレーニング協会でビジョントレーニングのお勉強でした
ちなみに私が認定コーチになった日本ファーストコーチ普及協会の北口良平会長も、メンタルウェルネス協会の顧問なのです

これまでも北口会長やファーストコーチ協会で多少かじっていたビジョントレーニングですが、ここいらでもっとちゃんと学んで、確かなものを子供達へ還元していこうと思います(・Д・)
頑張るべー


コービー・ブライアント氏の遺志

月曜はスキルアップクラス(^ω^)

今日は雨と風がひどい中、わざわざ京都市内から体験に来てくれた子達が( ;∀;)ありがたい~
今日も基礎的なことは押さえつつ、1on1で相手を突破するため(DF側はOFを守るため)の、分かりやすいポイントを!
いつもいつもこれが良い訳ではないけど、これで結構抜ける、守れることは多いので、「一つの考え方」として伝達
バスケは対人スポーツなので、絶対的な正解はないけど、いーかげんにテキトーに何も考えずにやっていると、やっぱり上手くはなりません
バスケは展開が早いスポーツですが、観察すべきところはじっくりと観察ができるように

今日はコービー・ブライアント氏の訃報で悲しい気持ちでしたが、子供達には大きな影響はなかったようで少し安心(リアル世代でないのが幸いしたかな?)
ただ私個人は、選手としての尊敬も勿論ですが、引退後

「Project Play」

というアクションに参加し、「子供達の手へ、『自分達で主体的に楽しんだり考えたりするバスケット』を返そう」と尽力してくれていた彼の死というのは、やはり、とても残念です
欧米でも今、日本のように、大人のエゴや勘違いによってバスケへの早期特化が過熱しており、それによって多くの不幸な子供が生み出されているそうですが
それに対し、コービー・ブライアント氏のような伝説的な選手が苦言を呈し、是正のために活動してくれていたことは、本当に嬉しいなーと思っていたので
なんか、大きな精神的支えを失った感がハンパない( 一一)

コービー・ブライアント氏もきっと天国で見守ってくれていることでしょうし、より一層頑張っていくしかないですね
残されたものが、遺志を継ぐ!

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2020年1月23日木曜日

見守る勇気

木曜はエンジョイクラス(´∀`)

S.B.Cの備品として更にバドミントンのラケット4本とシャトル、柔らかボール4個、縄跳び2本などが追加
道具だけ見ると、もはや何のスクールだか分からない様相に(・Д・)
もちろん無目的に増やしているのではないのですが…まあ、分かる人には分かる話、分からない人には分からない話
風評は気にしないでやっていきます〜

そんな中、Kくんが新しい遊びというか、もう普通に楽しい系の練習メニューとして通用しそうな面白いことを考えついた!
リップコーンとバスケットボールを使い、駆け引きや視野の広さ、バランス感覚が養えて、しかも笑える!楽しい!
これはなかなか凝り固まった頭じゃ思いつかないな(><)
早速2〜3人で楽しんでいると、「面白そう!」と、我も我もと人が集まり、リップコーンが足りない有様に…

マイペースで口下手なKくんですが、実はめっちゃアイデアマンなのです
その発想や面白さが、周りの子にはあまりヒットしなかったり、ちょっと危険を伴うものであったり、なかなか理解されないことも多いようですが
ただ、それくらい自由な発想だからこそ、今日みたいにみんなが夢中になるような遊びを生み出せたりもする…ということが、本当によく分かります
来週もやりたいという声多数なので、またやろう(^ω^)リップコーン忘れたら大変やな

制限を増やし、大人が制御すればするほど、自由な発想は押し殺され、いつか消え失せていく
人やモノに危険が及ぶことは流石に止めますが、それをやられると大人が困るとか、その程度であれば、エンジョイクラスでは止めません、勇気を持って見守ります
これは正直すごく勇気が要ります、低学年もいる中で、ギリギリまで好き勝手にやらせることは本当に怖いです
私物が壊れるだけならまだしも、学校の施設を痛めたり、怪我人が出たらシャレになりませんからね
でも、それを恐れて私が制限、制御をした瞬間、エンジョイクラスの意義はなくなるのです(><)
ギリギリのラインを見極めて、可能な限り手も口も出さない!

見守るといえば、今日も低学年の子たちが「跳び箱やるー!」というので、いいよーと言って、一切手伝わずに見守りました
低学年が一人で設置しようとするので、重さに耐えかねてフラついたり、ドスン!と落としたりする訳です
大抵はここで、手や足を挟んだら危ない!とか、低学年だけじゃ無理!と言って大人が手伝うか、的確な指示を出しますが、ここをエンジョイクラスでは勇気を持って見守る訳です
そうすると、「手伝ってー!」「そっち持って!」と仲間に頼んだり、「せーの!」と声をかけて一緒に担いだりし始める
例えばこういうのが、エンジョイクラスを通じて子供達に身につけてほしいことの一つです

スキルアップクラスの何百倍も難しく、何百倍も理解されにくいのがエンジョイクラス
通わせて下さる親御さんには、本当に感謝感謝です…

ちなみに今日はとうとう一度もバスケしなかった!
だってみんな盛り上がったまま2時間終わっちゃったんだもーんヽ(´▽`)/

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2020年1月22日水曜日

基礎から見直し

月曜はスキルアップクラス(´∀`)

Hコーチ不在のため、小学生〜中学生まで全員で基礎の見直しから!
サポートハンドなしのシュート練習、ウチは男子も女子も低学年も原則ワンハンドシュートですが
見ていると、ボールがぐらぐらしている子の多いこと(><)ボールのコアをとらえないと、一生真っ直ぐ飛ばないぞー
どうも普段のシューティングからして雑になっている感があります、引き締め直しが必要…

からの、ピボットとDFの練習、からの上級生はOBとゲーム
小学生は5人だったので、3on2のシチュエーションをどう攻めるかのtipsを!
まだまだ基礎がおぼつかない子達ですが、3on2で無駄なく簡単にスコアするには状況判断が大事です
何度も失敗し、やり直して、よりベターな選択ができるようになりましょう(´∀`)

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2020年1月21日火曜日

ファーストコーチ講習

日曜は、一般社団法人日本ファーストコーチ普及協会へ
北口良平会長の「世界一分かりやすい脳科学に基づいた人(子)育ての6つのコツ」出版記念講演です
私はこう見えても、同協会の認定ファーストコーチなのです(・Д・)

講演とは言いながら、なんだかんだグループワークをやったり
からの懇親会で情報交換!あっという間の4時間余りでした
久々にお会いした北口会長、私のFacebookも見てくださっているようでありがたい限りです
ガッツリ励まされて、気合いを入れ直しました(・∀・)頑張るべー

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2020年1月19日日曜日

スペシャルクリニック JOKERS中嶋憲治氏

本日はS.B.Cスペシャルクリニック!(´∀`)
今回の講師は、今回で3回目となるJOKERS中嶋憲治氏です
オープンなクリニックのため、少し小さめの体育館ですが、他府県からも多数の選手、親御さんにお集まり頂きました(´∀`)寒いけど熱気がすごい〜
※写真NGの子がいるため、集合写真は少なめです
今回のテーマはフィニッシュスキルとドリブルを使ったプレスダウン!必須とは誰もが理解しながら、実際なかなか突き詰められていない部分をガッツリと指導して頂きました
また、単に知識やスキルだけでなく、上手くなるための取り組み方や姿勢、考え方、原理原則の部分も常に強調しながら…
私はビデオ撮影でウロウロしていましたが、知識技術の差は勿論、全国レベルの中学生まで参加する中、小学2年、3年の子達が同じ空間で活き活きと取り組んでいます、これをたった一人で回すのだからすごい
コーチとしての力量の差です、自分はまだまだです、もっと精進しないと(・Д・)S.B.Cの子供達に申し訳ないわ!
講師の中嶋さん、会場のセッティングや片付けに協力して頂いた皆様、参加してくれた選手と保護者の皆様、遠路はるばる勉強しにきてくださった後藤さん吉田さん、本当にありがとうございました!
こうして良いバスケの輪、バスケの縁が繋がって広がっていくと楽しいし、幸せな子供が増えますね
考え方や方針は色々あれど、とにかくバスケで不幸になる子供だけは生み出しちゃいけないのです
私が関わらせて頂くバスケ関係者は色々ですが、この点だけは完全に同じ思いでやっていると信じています
自分より知識技術の優れた指導者は星の数ほどいるでしょうが、このこだわりだけは誰にも負けないし、自分と同じことを胸を張って言える人と関わり、高め合っていきたいですね( ´∀`)
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2020年1月18日土曜日

仲間とモノを傷つけないように遊ぶこと

木曜はエンジョイクラス(^ω^)

先週のスペシャルクリニックから増えた練習道具(笑)、今日が新年最初の活動の子達を中心に、早速食いついた!
バドミントンも相変わらず人気(これももうウチのクラスで用意したほうが良さそう…)

食いつきが良過ぎて全くバスケの練習が始まりません…

が、別にエンジョイクラスはそれでいいのです
むしろ、大人が考えてきたメニューだのなんだののために、子供達のハイテンションに水を差すことの方が無粋で愚かです、楽しんでるんだからジャマしない( 一一)

で、のんびり見守っていると、練習開始時間を20分も過ぎた頃になって、唐突に小6のKちゃんが

「なーそろそろバスケやろーやー」

…キミ、ほんの数秒前までバッティング楽しんでたがな!( ゚Д゚)
こういう「思った時に思ったことを、ド直球で主張する」というところも最高です
とりあえずバスケ開始、ジャブステップとかレイアップとか、上級生はパンチストップとかステップスルーとかやってるうちにもう自由時間

今日は新年最初のエンジョイクラス自由時間ということで、ちょっとマジメにみんなにエンジョイクラスのルールを確認!
今日伝えたのは、

「仲間とモノを傷つけないように遊ぶこと」

だけ
楽しく遊ぶ、好きなことをする、それが自由時間、ただしこのルールを破らないようにね~、で後は放置
色々細かく言うより、その原則だけを伝えて見守っていると、それで意外にトラブルは起こりませんし、起こった時も「今のってこのクラスのルール的にOKなの?」とだけ聞くと、後は子供達が勝手に考えて解決します

「怒鳴って謝らせる」のは簡単、でも「考えてもらう」方が私は大事だと思っています
考えた結果、謝る必要があることなら、子供達はちゃんと素直に謝ります(^ω^)大丈夫大丈夫

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2020年1月15日水曜日

情報のアップデート

運動前は静的ストレッチではなく動的ストレッチが適していて、静的ストレッチをやるとパフォーマンスが下がるんですよね!指導者はこういうところも勉強しないと!

って思ってたら、もう「運動前の静的ストレッチもやり方次第、メリットある可能性も」って研究結果が出てきたとか(;゚Д゚)ガーン

私はこういう時、正直にメンバーに

「こないだまでこう言ってたけど、新しい研究ではまたこんな話が出てきたよ!ごめんね!情報アップデートしてね!」

ってぶっちゃけます( 一一)
持論を撤回することを恐れない、メンツとか気にしない主義です

「完璧を装う指導者」ではなく、「己が不完全だということを自分で認められるコーチ」の方が、私は好き

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https://www.frontiersin.org/・・・/10・・・/fphys.2019.01468/full

2020年1月14日火曜日

「考えさせられる」→「自ら考える」へ

月曜はスキルアップクラス(^ω^)

身体運用のドリルにはみんな慣れてきたので、少しペースアップして早く完了し、今回からピヴォット、突き出し、ストップなど、ボールを実際に使った基本的な動きの基礎錬を追加
動けない、抜けない、トラベリングしちゃう、止まれない、ではバスケにならないので、できれば毎回入れていきたいところです
からの、2グループに分かれてスキルアップ!小学生組はHコーチが丸ごと引き受けてくれるのでとてもスムーズ、頼りになるアシスタントコーチです(^ω^)
中学生&ミニバス組はボールキープからの1on1!DFのプレッシャーでもボールをロストしないことと、しっかり自分で責任をもって決めに行くこと
この辺りは18日(土)開催予定の中嶋憲治氏スペシャルクリニックでも新たな気付きが得られるでしょう
(定員まだ少しありますが、埋まったらごめんなさい)

しかし、何も考えずにただただドリルを行っていても上手くはならないです
「考えるバスケット協会」認定コーチでもある私としては、やはり「考えるバスケット」をしてほしい('ω')
この日は問題点を指摘するのではなく、本人や待っている人に問いかけたり、ディスカッションをさせることを多くしました
「考えさせられるバスケット」からの「考えるバスケット」に辿り着いてもらいたいですね(^ω^)
習慣づいていないせいか、最初は戸惑っていた子達も、慣れてくると少しずつ意見交換したり、頭の中で色々思い描いたりし始めました

まだまだ中学ぐらいは頭が完全に凝り固まってはいないです、このまま高校大学になったら本当にヤバいですが、今なら是正が利く!頑張りましょ(^ω^)

からのOBとのゲーム、基本はボールを持った人が責任をもってプッシュする!リングへアタックする!潰されることを恐れない嫌がらない!
個が打開する(しようとする)ことで、必ずどこかにチャンスが生まれてきます、そこをまずは知ってほしい( 一一)責任を仲間へ押し付けるパスはダメです
中1は勿論、小6女子のNちゃんKちゃんも中3男子相手に果敢にアタック!それをやらなきゃ練習に来た意味がないですからね(^ω^)元気があってよろしい
寒さに負けずにギアあげていきましょう~

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2020年1月13日月曜日

第2回 栗山選手スペシャルクリニック

木曜はスペシャルクリニック(^ω^)
エンジョイクラスに、テコンドー日本チャンピオンの栗山廣大選手をお招きしました

スポーツに大事なリズム感と多様な動作を楽しく学ぶ「リズムトレーニング」と、テコンドーの実演!好評につき第2回の開催ですが、今回もS.B.Cメンバーに加え、一般の方も参加して頂き、盛り上がりました

といっても、基本的にはエンジョイクラスですので、一通り栗山選手のクリニックが終われば自由時間をちゃんと設定し、色んな道具を引っ張り出して自由に遊ぶ!
栗山選手は勿論、今回もお助け頂いた三山木鍼灸整骨院の島村先生とて、自由時間は子供達と立場は同じです
大人も子供もボーダレスで遊ぶ(^ω^)栗山選手や島村先生は面食らったかもしれませんね

傍から見ていると、「ただ遊ばせているだけじゃないか」と感じる人も多いでしょう(実際そう揶揄されることは多いです)
このクラスが目指しているものが分かる人や、それを知りたい方は、どうぞエンジョイクラスを覗きに来て下さい(^ω^)

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2020年1月6日月曜日

ガチの中に遊び心

新年最初の活動はL.A.Gクラスから(^ω^)

いつも通りのアップから、3ボールドリブルやコーディネーションドリルで軽く遊んだ後は、ガッツリ1on1
OFはスペース限定&ヘルプDFも含めて2人をやっつける
DFはロングクローズアウトからの不利な状況を守り切る
それぞれにテーマを持って練習練習~

ガッツリ練習もしたけど、合間にはやっぱりほのぼのな息抜きが入る
本日の不思議な一コマ( ゚Д゚)遊び心は常に忘れない

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S.B.Cってこんなトコ 第5章『ケガに強く、効率的な身体運用の指導・助言!』

~スポーツを楽しむために、まずは不要なケガをしないこと~

バスケットボールというスポーツは、運動強度が高く、また特殊な動きも多いため、ケガの危険性は決して少なくありません。レベルが上がれば上がるほど、ケガのリスクも大きくなっていくことは避けられないのが現実です。
事故のようなケガ(スポーツ外傷)を100%未然に防ぐことは現実的ではありませんが、疲労が蓄積して起こるケガや、誤った身体の使い方によって生じるケガ(スポーツ障害)については、極力、未然に防ぐことが大切であると、当スクールでは考えています。
そのため、エンジョイクラスでは、バスケだけではなく様々なスポーツを楽しんだり、身体を動かして遊ぶことを通して、自然な身体運用を身に付けることを目指しています。また、チャレンジクラスやCA,CFクラスでは、最初に身体運用のトレーニング時間を設け、ケガを未然に防ぐための、効率的で理に叶った身体運用を身に付けることを目指します。
身体運用のトレーニングは、非常に地味でつまらない時間です。選手は勿論、親御さんの中にも、「毎回やらなくても良いのでは?」「もっと知識・技術の習得のための時間を増やした方が良いのでは?」と思われる方もおられるかもしれません。しかし、バスケットボールはそれだけ負荷が高く、難しいスポーツなのだということを、どうかご理解頂きたく思います。この時間を省くことは、ケガのリスクを増やすということに直結するのです。
バスケットボールの知識やスキルは、それに特化したスクールは勿論、動画サイトなどを利用すれば簡単に手に入る時代です。一方、こういった身体運用などは専門的な分野であり、まだまだ情報が充分とは言えません。この部分を重視している団体・組織も残念ながら決して多くはありません。しかし、こういったことをしっかりと踏まえることが、ケガを少なくし、選手の持つパフォーマンスを最大限に発揮させる土台となります。故に、当スクールでは常に、この時間を大切にしていきたいと考えております。

~ケガを抱えている時は休む。信頼できる受診先も紹介します~

当スクールでは、プレーするか否かの判断は、基本的に選手本人に委ねます。ただ、大前提としてお伝えしておきたいのは、少なくとも当スクールの活動は「痛みをおしてまで参加する必要はない」ということです。
当スクールはチームとして大会に出たり、リーグ戦を戦ったりして優勝を目指すような活動は予定していません。あるとしてもスクール内でのゲームやOB/OGとのゲーム、練習試合程度で、それは「勝利」のためではなく、あくまでも「成長」のために試合を行います。従って、ケガをおしてまでプレーするような理由は、当スクールにはないのです。
ケガをしている時は、悪化をさせないこと、完治させることが最優先です。休むべき時はちゃんと休む、痛みがある時はプレーをしない、少なくとも痛みが出るような動作は控える、ということを強く推奨します。
「休んでしまうと他の選手に後れを取ってしまう」「周囲からのプレッシャーで休ませてもらえない」などの事情はよく聞きます。しかし、これは日本のジュニアスポーツの悪しき風習だと当スクールは考えています。痛みに耐えながらのプレーや、再発を恐れながらのプレーは、万全の状態の時とは全く違ったバランスや力加減でプレーすることになります。いわば、「異常な状態にアジャスト(順応)した」プレーを磨くことになるのです。
「異常な状態にアジャストしたプレー」を磨いたとして、それが健康体に戻った時にどれほど役に立つというのでしょうか。所詮は「異常な状態を誤魔化すこと」が上手くなるだけであり、選手としての高みを目指すための上達とは違います。それとも、異常な状態を前提にしてずっとプレーを続けていくのでしょうか。当スクールはそのように辛い思いでプレーする選手を育てたくはありません。
ケガをしたら、まずは信頼できる整形外科や整骨院で診てもらい、アドバイスを得て、慌てず着実に復帰を目指されることを強くお勧めします。(心当たりがない方はご相談下さい。当スクールが信頼する通院先を紹介します。)

~再発リスクを抑えて復帰するためにも、当スクールの活用を~

リハビリや、復帰に向けたトレーニング環境として当スクールを活用することもお勧めです。理由は極めてシンプルで、当スクールは選手に絶対に無理をさせない方針だからです。再発リスクを最小限に抑えるためには、様子を見ながら徐々に負荷を上げていくことが望ましいのですが、チームや部活ではプレッシャーや練習負荷が高かったり、指導者が多忙で充分に状態のチェックやケアができなかったりと、現実には難しいことが多いです。様子を見ながら負荷を上げていくようなトレーニングは、当スクールの中であれば、行いやすいかと思います。
中途半端に復帰しては再発、というサイクルを繰り返すことは、非常に効率が悪く、何よりもバスケットボールを楽しめません。最悪、選手の身体に障害が残ってしまう可能性もあります。子供達のバスケ人生はまだまだ長いのです。数日、数週間、数か月の遅れなど、健康な身体に戻ればいくらでも挽回は可能ですし、そのためのお手伝いは当スクールが全力で行います。まずはケガを治すことを優先されて下さい。

S.B.Cってこんなトコ 第4章『未経験~上級者まで、幅広く受け入れ!』

~選手の「やりたい」に可能な限り応えるのが、スクールの矜持~

当スクールは基本的に、クラス毎の目的・趣旨さえ理解して頂いていれば、バスケ経験の多寡は問いません。「やりたい」という意思が何よりも大事ですし、その意思を持ってS.B.Cを選んで頂けるのであれば、全身全霊でそれに応えることが、スクールの矜持です。
上級者やどんどん上達したい子はスキルアップクラス、運動を楽しむところから始めたい子はエンジョイクラス、回数や負荷を少し軽めで練習したい子にはCA、CFクラスと、幾つかのクラス分けはありますが、可能な限り柔軟に対応いたしますので、どうぞお気軽にご相談下さい。

S.B.Cってこんなトコ 第6章『活動を通じたコミュニケーション力、アウトプット力の醸成!』

~ロボットではなく、人間の育成を~

「現在ある仕事の約半数は、AIや機械に取って代わられる」と言われています。前述の通り、令和時代を生き抜く人間になるには、AIや機械のような「インプットして、それを忠実にこなす」だけのような人材は、スポーツ分野は勿論、社会に出ても生き残れません。
当スクールはバスケットボールスクールですが、バスケだけを教えていればいいとは考えません。知識・技術を得るだけであれば、それこそYouTubeがあれば充分です。当スクールでは、「生身の人間同士が集う場所でしか得られないことを、より多く得てほしい」と考えます。
上級者が初心者に教えること。仲間同士でアドバイスし合うこと。自分で考えること。仲間と一緒に考えること。喧々諤々と意見をぶつけ合うこと。話をまとめること。リーダーシップを取ること。
こういったことを育むため、当スクールでは「あえて教えない」こともあります。

~安易に「教える」ことは、子供達が「自ら考える」機会を奪う~

「あえて教えない」とは、どういうことか。
バスケットボール日本フル代表サポートスタッフで、日本の育成年代指導における中心人物、「バスケットボールの家庭教師」株式会社エルトラック代表・鈴木良和氏は、2019年12月のジュニアバスケットボールサミットにおいて、このようなエピソードを語っています。

「今から10年前、育成年代指導に定評のあるイタリアのサッカークラブに研修に行きました。イタリアのコーチ達は、メニューに沿って大事なポイントを色々と説明するんですが、選手ができていなくても、どんどん次のメニューへ移っていく。日本のサッカー指導者達は不思議に思い、練習後のディスカッションで『何故ちゃんとできていないのにどんどん先へ進むのか。できるようになるまでちゃんと教えなくて良いのか?』と質問をしました。するとイタリアのコーチは逆に不思議そうな顔をして、『貴方達は、コーチの役割を何だと思っているのか?』と質問を返し、続けて『我々は、選手に課題を与えることが仕事であって、その課題を解決するのは彼らの仕事だ。明日も同じメニューをやると伝えてあるので、彼らは明日までに、何をどうすればいいか、考えてくるよ』と答えたんです。これは凄く大きな違いだなと思いました」
「この日本の指導者達が5年10年と指導をしていくと、指導者達は『課題を解決してあげること』が上手くなっていきますよね。そうすると、そこにいる日本の子供達は、『課題を解決してもらう』ことに慣れていくんです。イタリアのコーチ達は、5年10年と指導をしていくと、『課題を与えること』が上手くなっていく。そうすると、そこにいる子供達は、『課題を解決すること』が上手くなっていくんですよ」


如何でしょうか。このエピソードは、日本の育成年代指導の問題点を非常に的確に捉えていると当スクールは考えています。
コーチの仕事は、「課題を解決すること」ではなく、「課題を与えること」です。ミニバスや部活で、時間に追われている指導者や、いわゆる勝利至上主義に傾倒している指導者は、往々にして前者、「課題解決型」の指導者です。指導者が課題を解決することが、目の前の勝利というものを掴むためには、手っ取り早いからです。しかし、それは本当に、育成年代指導の「あるべき姿」なのでしょうか。
他にも鈴木良和氏は、同サミットにおいて、このようなエピソードを語っています。

「ある全国制覇を達成した高校チームのキャプテンが、その後のインタビューで『高校日本一になった経験で得たものは何か』と質問されたところ、『先生の言うことを、何も考えずただひたすら繰り返していて、気が付いたら日本一になっていた』と答え、その過程で何を得たかとか、その後の人生にどう活かしているかと聞かれても、何も答えられなかったそうです」

如何でしょうか。その子にとって高校バスケ時代の栄光は、果たして本当に「成功」と言えるのか。こういった子が将来、社会に出ていって、本当に大丈夫なのでしょうか。
こういったことが、日本の育成年代指導では当たり前に横行しています。それが日本の育成年代指導の常識としてまかり通っていた(今も依然としてまかり通っている)のですが、世界基準ではこのような指導は異常であり、日本のバスケットボールが世界に追い付けないことの根幹なのです。
当スクールでは、いくらバスケットボールの知識技術を身に付けさせても、勝たせても、代表選手や注目選手へと押し上げても、このような子供を生み出してしまっては「コーチングの本質」からは外れる、と考えています。ロボットのようにインプットして実行するだけではなく、それを基にして自分で考え、取捨選択し、最適化し、状況に応じてアウトプットもできる人材を育てたいと考えています。
当スクールが育てたいのは、「バスケを上手にやるロボット」ではありません。バスケを心から楽しみ、バスケを通じて成長できる「人間」です。子供達が当スクールに通うようになって、「意見を持ち、発言するようになった」「優しくなった」「人間味が出てきた」「面白味が出てきた」としたら、そちらの方がずっと、当スクールにとっては嬉しいことなのです。

S.B.Cってこんなトコ 『終わりに』

第1章~第9章まで、たいへん大仰に書き連ねましたが、S.B.Cは決して規模の大きなスクールではありません。
子供達にとっても、親御さんにとっても、まずは身近で親しみやすい場所であること、バスケットボールを楽しめる「プレイグラウンド(遊び場)」のようなイメージを持って頂ければ幸いです。
堅苦しくならず、「楽しむ」ことを第一に、子供達の幸せのため、当スクールは全力を尽くします。
何卒、宜しくお願い致します。

S.B.Cってこんなトコ 第9章『保護者各位の練習見学、質問、相談も大歓迎!』

~サポートの形も、各ご家庭で色々です~

前述の通り、子供達自身だけでなく、親御さんがどのようにお子様をサポートしていかれるかということも、当スクールは「こうして下さい」と決めることはありません。
当スクールからのお願いとしては、

「行き帰りの安全については、各ご家庭で責任をもってお願いします」
「ケガや体調不良など、不測の事態が起こった際の緊急連絡には対応できるようにしておいて下さい」
「終わったらとりあえず、頑張りを労って、褒めてあげて下さい」

くらいで、各ご家庭のスタンスに口を挟むことはいたしません。練習の一部始終を見学されることも自由ですし、送迎のみであっても全く問題ありません。
子供達が取り組んでいるバスケットボールに興味津々な方もおられれば、子供達の意思や主体性を尊重して、あえて距離を置かれる方もおられます。そのスタンスは様々で、何が正解で何が間違いというものではありません。各々のご家庭に合ったスタンスで関わって頂ければ結構です。

~斟酌は不要。疑問、質問は何でもお気軽に~

前述の通り、練習やバスケットボールに関する質問や相談についても、何かあれば、どんどんして頂いて結構です。お答えできることは全て、誠実にお答えいたします。
よくある話としては、特にバスケットボールの経験がない親御さんに多いのですが、ふと疑問に思ったことや、よく分からないこと、初歩的な(と感じる)質問が浮かんだ際に、「素人がこんなことを聞いても良いのかな?」など、指導者に対して斟酌をされ、質問を控えられるケースです。確かに、そういった質問を嫌う指導者が日本には多いのも事実ですが、当スクールはむしろ、そういった風潮は嘆かわしいと考えております。
初歩的な内容でも大歓迎です。親御さんからの質問にもお答えできないようであれば、子供達にバスケットボールを教えることなどできませんし、コーチとして失格だと思います。また、分かるのに答えない、或いは質疑応答を厭うのであれば、コーチとして不誠実です。
バスケットボールに関心を抱いて頂けることはとても嬉しいことですので、どんな内容でも遠慮なくご質問下さい。親御さんにとっても、疑問を抱えたままお子様のプレーを観るより、理解を深めてから観る方が、より楽しい筈です。また、それによって親御さんに「バスケットボールって楽しいね」と思って頂ければ、バスケ好きの輪がどんどん世間に広まっていくことになり、それは当スクールとしても喜ばしいことだからです。
また、親御さんに練習の意図や目的を理解して頂ければ、当スクールとしてもより一層、自信をもって練習に取り組むことができます。
疑問・質問は遠慮なく代表までお寄せ下さい。当スクールでは、斟酌は不要です。

S.B.Cってこんなトコ 第8章『他チーム、他スポーツとの掛け持ち歓迎(推奨!)』

~様々な運動刺激を得ることこそ、育成年代では重要である~

第7章で述べた理由から、他のバスケットボール団体と当スクールとの掛け持ちも大歓迎です。複数の環境、複数の指導者に触れることが、育成年代では望ましいと考えていますので、気兼ねなくご参加下さい。また、バスケットボールだけでなく、他スポーツとの掛け持ちも当スクールは推奨しております。
日本では昔から、幼少期から一つのスポーツに特化する「早期特化」が行われてきました。これは、競技によっては優秀な選手を輩出することも可能ですが、ことバスケットボールにおいては「早期特化」は望ましくないことが、研究の結果、明らかになってきています。

~「クロストレーニング」という世界の常識、日本の非常識~

全身の筋肉と骨が同じ刺激を受け、体の機能や作りがバランスのとれたものになるよう、複数のスポーツを積極的に取り入れる練習法を「クロストレーニング」と呼びます。諸外国、特にバスケットボールの本場・欧米では常識となっている考え方ですが、日本では残念ながら、これを知る指導者、或いは実践する指導者が少ないのが現状です。
バスケットボールのスター選手を見ても、幼少期から複数のスポーツに取り組んでいる選手が結果を出していることがほとんどで、バスケットボールに特化して育った選手の方がむしろ稀だとすら言えます。バスケットボールの神様と呼ばれたマイケル・ジョーダン(野球)、バスケ史上最も優秀な選手の一人と言われるアキーム・オラジュワン(サッカー・ハンドボール)やティム・ダンカン(水泳)、レブロン・ジェームズ(アメフト)、カナダ史上最高の選手とも言われるスティーブ・ナッシュ(サッカー)、「ヨーロッパのジョーダン」と評されたクロアチアのトニー・クーコッチ(卓球)、ドイツのスーパースター、ダーク・ノヴィツキー(ハンドボール・テニス)など、欧米のみならず、世界中で枚挙に暇がありません。

~「クロストレーニング」文化は、欧米が強い理由の一つ~

欧米ではメジャースポーツがシーズン制で行われており、秋・冬・春ごとに異なるスポーツ種目に取り組む仕組みが確立されています。

・秋スポーツ(9月初旬~11月下旬)
フットボール(男子)、サッカー、クロスカントリー、ウォーターポロ、バレーボール、フィールドホッケー(女子)
・冬スポーツ(11月下旬~3月上旬)
水泳、バスケットボール、レスリング(男子)、射撃、アイスホッケー、スキー、スカッシュ
・春スポーツ(3月上旬~6月上旬)
野球(男子)、ソフトボール(女子)、ラクロス、テニス、陸上、ゴルフ、バドミントン
※夏休み期間中(6-8月)はどのスポーツも公式戦は行われず、サマーキャンプと称してオフシーズンのトレーニング期間になります。

欧米ではどのスポーツの指導者も、自分達のチームの選手が別のスポーツを経験することを奨励し、クロストレーニングを否定する指導者は皆無です。大学スポーツのスカウトが選手を評価する際、その選手の専門スポーツでの成績だけではなく、他にどんなスポーツをやっていたかを重視するとさえ言われます。これは、育成年代で多様な運動刺激に触れておくことがいかに大事か、ということを如実に示しています。

~「クロストレーニング」で、ケガが少なくなる~

まず何よりも、そういった子達は深刻なケガを負う確率が低いと実感しています。考えてみれば当たり前のことで、あるスポーツに特化すればするほど、特定の動きを特定の身体の部分を使い、繰り返し行うことになります。どんなスポーツでも、ある技術の上達には反復練習は欠かせませんが、度が過ぎてしまうと、特定の筋肉や関節に疲労がたまり、ケガのリスクを増やしてしまいます。ミニバス~中学生でスポーツ障害に陥る子供には、幼少期から多様な運動をしていなかったり、早期にバスケへ特化したケースが数多く見られます。
クロストレーニングの効果として第一に挙げられる、体の機能や作りがバランスのとれたものになることで、効率的な身体運用が可能となり、ケガの防止にも寄与すると当スクールでは考えています。

~「クロストレーニング」をしてきた子は、上達が早い~

複数のスポーツをやっている(やってきた)、小さい頃から外で遊ぶことが大好き、ダンスやバレエや体操の経験がある、などの子は、やはり全体的に上達が早いです。そういった子達は、早期特化してバスケだけをやってきた子の実力などには簡単に追いついてしまい、あっさりと追い抜いてしまいます。多様な運動刺激が効率的な身体運用の礎となり、少々難しいことであってもスムーズに、イメージ通りに動作することが可能になるからです。
当スクールでは黎明期より、一貫して「バスケが上手くなりたかったら、バスケ以外もやろう」と言い続けてきました。実際にこれまで沢山の子供をコーチングしてきて、上達が早い、さほど苦労なく成長していく、ケガ(特にスポーツ障害を負うこと)が少ない子の多くは、「幼少期から多様な運動刺激を得てきた」という点が特徴として挙げられます。
一朝一夕でこの能力は身に付くものではなく、育成年代では特に意識的に行うことが必要であると、当スクールでは考えています。

~「クロストレーニング」が精神面に与えるプラス効果~

複数のスポーツに取り組むことは、競技力の向上のみならず、いわゆるバーンアウト(燃え尽き)症候群を防ぐという意味でも、非常に有効だと考えています。特に育成年代において、同じことを長期間にわたって繰り返すことは、技術的にも体力的にも上達が足踏みし停滞期に陥る、いわゆる「スランプ」なども生じてしまい、かえって効率を悪くし、スポーツを通じて幸せになるどころか、続ければ続けるほど不幸になるケースも多々あります。
こと日本のスポーツ文化は、武道的な精神修養の一面が強調されるあまり、一つのことに打ち込むことを良しとする土壌がありますが、高校、大学とカテゴリが上がるにつれ、バーンアウト症候群やスポーツ障害など、弊害も数多く発生しているのが現実です。これはスポーツの本来あるべき姿からはむしろ乖離していると言えます。当スクールでは、このような旧態依然のジュニアスポーツの有り様とは一線を画した活動を行っていきたいと考えています。
例えばエンジョイクラスでは、バスケットボール以外のスポーツをかなり積極的に行いますので、一見、何をやっているのだろうと感じられることもあるかもしれません。しかし、これは「クロストレーニング」の一環であり、また「スポーツを楽しむ」という根本を大切にする取り組みです。全ては「子供達の今と将来のために大切である」と考えているからであり、当スクールはこの部分には、確信を持って取り組んでいます。
目先のことや、何となくのイメージで育成年代のコーチングを考えてはいけません。一見おかしく見えることがあっても、全ては明確な根拠の基で行っています。選手にも親御さんにも、その部分にはどうか、信頼を置いて頂きたいと思います。
疑問に感じられたことは、遠慮なくご質問下さい。問われて答えに窮するような活動は、当スクールでは行いません。ご納得を頂けるかどうかは分かりませんが、いつでも胸を張って毅然と、根拠はお話をさせて頂きます。

~他スポーツをメインで頑張る子達も大歓迎です~

他のスポーツをメインで頑張っている子達が、「クロストレーニング」の一環として当スクールでバスケットボールに取り組む、というのも大歓迎です。
メイン競技の足枷とならないよう配慮いたしますので、お気軽にご相談下さい。

S.B.Cってこんなトコ 第7章『外部コーチを招いてのスペシャルクリニック開催!』

~多様な「世界観」をスクールに集め、子供達に触れてもらう~

未成年の子供達が触れることのできる「世界」というのは、決して広くはありません。しかし、世間には本当に様々な人がいて、様々な価値観があります。バスケットボールの世界だけでも、様々な経歴、様々な価値観のコーチがおり、一人として同じではありません。「世界は多様である」ということを、できるだけ若いうちから知り、その違いを認め、良いものを吸収し、合わないものは省く、そういった習慣を身に付けることは、選手としてだけでなく、人間的な成長を促進させると考えています。
ただ、そんな「世界」に頻繁に触れに行くことは、子供達にとっても親御さんにとっても、容易なことではありません。まして、情報は巷に溢れて玉石混交の現代、本当に良質なコーチを見出すこと自体も、そうそう簡単なことではありません。
そのため、当スクールでは、スクールが自信をもってお勧めできる外部コーチを定期的に招き、スペシャルクリニックを多く開催いたします。講師の選定基準は、人間性が第一で、知識・技術も高いことは勿論ですが、とにかく多様な人材を、幅広くお招きします。
バスケットボールという枠の中だけでも、様々な世界観がある。一つとして同じものはない。みんな違って、みんな良い。それを子供達には、できるだけ沢山、できるだけじっくりと体感してもらいたいと考えています。
※当スクールのメンバーは、頂いた会費からクリニック参加費の補助をしますので、是非とも積極的にご参加下さい。

S.B.Cってこんなトコ 第3章『活動への出席・参加の強制は一切ナシ!』

~やりたければやる。休みたければ休む。全ては本人の意思~

当スクールの活動には、出席・参加の義務はありません。それどころか、所定の連絡さえして頂ければ、欠席や遅刻、早退も自由です。
バスケに夢中な子もいれば、まだバスケが「やるべきこと」「やりたいこと」の全てではない子も当然います。その時々で優先順位が変わることもあるでしょう。出席や参加の義務、或いは「そうしなくてはいけないような空気感」、これも指導者側・運営側からの一種の圧力であると、当スクールは考えます。
無理にやったところで、或いは強制的にやらせたところで、所詮、得るものは多くありませんし、何より、夢中になっていくことも難しいです。むしろ、いずれバスケが負担になったり、億劫になってしまう可能性の方が高いでしょう。
やりたければやる。休みたければ休む。本人の意思や考えをできる限り尊重してあげて下さい。無理やり夢中にさせるということは、なかなか難しいです。夢中になれるのは、安心して、自分の意思で取り組める環境があればこそ。その環境を提供しながら、じっくり待とう。それが当スクールの考え方です。

~親御さんも、距離感やスタンスは各ご家庭の判断で~

子供達だけでなく親御さん自身も、子供達が活動している間、見学をして頂いても結構ですし、体育館を離れて頂いても結構です。
各ご家庭によって、応援・サポートのスタンスや考え方は様々です。「スクールがこうだから、他の家庭がこうだから、ウチもこうしなければならない」などということは一切ありません。
スクールとしては、最低限のルールやマナーを守って頂ければ結構ですし、他者を意識したり、合わせたりする必要もありません。どうぞ、選手それぞれ、ご家庭それぞれにピッタリの距離感で、楽な気持ちで関わって下さい。「ヨソはヨソ、ウチはウチ」です。

S.B.Cってこんなトコ 第2章『暴力・暴言・威圧する指導は、断固NG!』

~暴力・暴言・威圧する指導は非科学的・非効率的で、子供達を不幸にする!~

暴力・暴言・威圧する指導は、子供達の健全育成に悪影響を及ぼすだけで、全く不要であると当スクールでは考えています。
無論、無根拠にそう考えているのではなく、人間は強いストレスに晒され続けると心身に様々な悪影響が出ることが、脳科学で既に立証されている、と知っているからです。
単なる精神論ではなく、「暴力・暴言・威圧する指導は、もはや科学的に否定されている」という事実を、当スクールは何よりも先にお伝えしたいと思います。
そのような指導は前時代的であるだけでなく、非科学的・非効率的であり、子供達も親御さんも幸せな気持ちになりません。そのような手法を、当スクールは断固として採用しません。
※「一切叱らない」という意味ではありません。当スクールにも遵守すべきルールやマナーはあり、それを逸脱する行為については、厳しく叱責することも当然あります。しかし、それは暴力・暴言・威圧とは全く意味合いが違うものであり、明確に線引きをしてコーチングを行っていきます。

~ストレスに晒され続けると人間は弱り、楽しむと人間は活性化する~

暴力・暴言・威圧に晒されると、脳からはアドレナリンやノルアドレナリンなどの緊張ホルモンが分泌されます。これは一時的に身体能力を上げる効果がありますが、その代償として、冷静で柔軟な思考力を阻害し、細胞の再生や新陳代謝を止めてしまう作用があります。
この状態が長く続くと、身体の抵抗力が落ちたり、うつ状態に陥るなど、深刻な悪影響が出てしまうのです。長い目で見て、そのような選手が順調に成長していくことは難しいと当スクールは考えます。
物事を前向きに楽しんでいると、脳からは五感を研ぎ澄ますホルモンや、心身を活性化するホルモンがどんどん分泌されます。また、満足感を覚えると、細胞の再生を促進するホルモンが分泌されます。バスケットボールを楽しむことは、明るく健全で健康な子供を育みます。だからこそ、選手としても成長するのです。
このような考え方から、当スクールでは後者に重きを置いてコーチングを行っていきます。

~ストレス耐性は、「ストレスを受け続ける」ことでは身に付かない~

いまだ世間には、「甘やかしているとストレス耐性が身に付かない」などという考え方が根強く残っていますが、これは非科学的で誤った考え方です。ストレスに晒され続けても心身が弱るだけで、決して耐性が付く訳ではありません。
真のストレス耐性とは、ストレスをストレスと感じない思考、一般的に使われる表現としては「ポジティブシンキング」のことです。どんな苦労や大変なことも、自分の中でポジティブに変換してしまえる思考力(ポジティブ変換能力)こそが、真のストレス耐性なのです。
ポジティブ変換能力は、暴力・暴言・威圧する指導(選手を否定することが多い指導)からは育まれません。当スクールは、そういった指導を排し、ポジティブな声掛けやコーチングを旨とし、子供達に真のストレス耐性を身に付けてもらいたいと考えています。
※これら脳科学に基づいた指導指針は、「日本ファーストコーチ普及協会」で提唱されています。当スクール代表は同協会の認定バスケットボールコーチ(全国で10人目)を拝命しています。

~ 思考力を奪う指導ではなく、令和時代を生き抜く力を育む~

圧力で「やらされる」だけの指導を受けていると、心身を害するだけでなく、自ら考える思考や主体性が奪われ、指導者の言うことを忠実に実行するだけのロボットのような選手に育ってしまいます。これでは将来、優秀な選手になることは勿論、一人の人間として自立することも阻害してしまいます。残念ながら、こういった指導が多くのミニバス、部活、スクールなどでいまだに横行しているのが、日本の育成年代指導の現実です。
ロボットのような人材は、全てAIと機械に取って代わられる時代です。AIよりも不完全な人間がAIの真似をして、この先、果たして生き残っていけるでしょうか。
当スクールでは、自ら考える思考力や主体性など、「人間らしさ」を育てたいと考えています。それが子供達の将来にとって、かけがえのない財産となり、令和という時代を生き抜く力になると信じているからです。
※バスケットボールは、レベルが上がるにつれて戦術がどんどん複雑化していく、たいへん奥の深いスポーツであり、思考力を育むには非常に有用です。当スクール代表は、この難しいスポーツを、柔軟な発想力や思考力で打開する「考えるバスケットの会/考えるバスケット協会」の認定コーチ(全国で7人目)を拝命しています。

~JBA(日本バスケットボール協会)のガイドライン遵守~

そもそも、暴力・暴言・威圧する指導は、JBAのガイドラインで固く禁じられており、昨今、教本や講習でも特に重点的に伝達されることです。何故、JBAから厳しく伝達されるかといえば、「暴力・暴言・威圧する指導はあらゆる面においてマイナスの効果を生む」ということが、既に様々な根拠から明らかになっているからなのです。
JBAは近年、世界基準に追いつくために、世界の選手やバスケットボールというスポーツを研究し、収集・精査した情報を、ライセンス保持者を中心に積極的に伝達しており、その内容と方向性は概ね、正しいものであると言えます。こういった適切な情報を踏まえることは、育成年代の指導者としては当然のことであり、これを公然と無視する(或いは情報をアップデートしない)指導者には、指導者たる資格がないと言っても決して言い過ぎではありません。
当スクールは、JBAの指針として特に強調される「スポーツ・インティグリティ(「誠実」「真摯」「高潔」などを意味する概念)」を遵守し、コーチングを行っていきます。
※当スクール代表は、プロリーグを除く全カテゴリの全国レベルの大会で、ベンチ入りし指揮する権限のある「JBA公認コーチライセンスC級」を取得しています。

~スポーツは、己を幸せにするため、観る者を幸せにするためにある~

何よりも、暴力・暴言・威圧する指導は、コーチ・メンバー・見守る親御さんにとって、全く「楽しくない」と感じませんか。我が子が指導者に怒鳴られ、駒のように扱われている姿を見て、幸せになれますか。そんな環境でバスケをしていて、子供達は本当に幸せなのでしょうか。
「怒鳴らなければ上手くならない、それしか方法がない」のであればともかく、それは根拠の薄い精神論に侵された、旧時代の思い込みに過ぎません。そのような強制力がなくても、いやむしろ、そのような強制力がない環境の方が、子供達は伸びます。
少なくとも、当スクールはその信念を持ち、日々のコーチングにあたっていきます。

~努力は夢中に勝てない~

「努力は夢中に勝てない」という言葉があります。どんなに苦しいことに耐えて努力をする人であっても、バスケが大好きで、夢中になって取り組んでいる人には勝てない、という意味です。それは何故か。
夢中な人にとって、それは苦しいことでも努力でも何でもなく、ただただ「楽しい」からです。楽しいから、時を忘れていくらでも取り組めるし、疲れも感じません。(前述の通り、楽しんでいる間は、身体を活性化させたり細胞を再生させるホルモンが出続けるため、容易に疲れないのです。)
「努力しなくては」と必死になっている人は、楽しんでいる人に比べ、心身に限界がくるのが早いのです。暴力・暴言・威圧する指導で「努力をさせる」よりも、褒めて、勇気付けて、楽しませて、「夢中にさせる」ことを目指す方が、コーチングとしては理に叶っているのです。
また、ひとたび夢中になれば、その子にはもはや過剰なティーチング(教え込む)は必要ありません。課題やヒントを与えるだけでグングン成長しますし、最終的には自分で自分に課題を課し、それを解決し、高めていけるようになります。
「努力」はどこまでいっても、「夢中」には勝てないのです。故に、当スクールは「努力」する子供ではなく、活き活きとバスケに取り組む、バスケに「夢中」な子供を輩出したい。そう願っています。

2020年1月5日日曜日

S.B.Cってこんなトコ 第1章『-The First ComfortZone- 全ての子供達の“安心領域”-』


Starburst(大量の星が爆発的に生成される現象)
Basketball
Cluster(群れ、集団)



沢山の輝く星が生まれ、集う場所。
自分の色で自由にキラキラときらめく「星の群れ」。
そんな場所でありたいという願いを込めた名前です。



当スクールは、「子供達が、安心してバスケットボールに取り組める環境を提供すること」を、最重要ミッションと定めています。
追い立てられ追い詰められるように取り組む過酷な練習や、勝利至上主義への傾倒を、当スクールは行いません。あくまでも、子供達の幸せのための場所。子供達にとって「最初の安心領域、バスケットボールライフの原点」となるべく、活動してまいります。競争は大切ですが、それはあくまでも、子供達が笑顔でぐんぐん成長していくことが前提であり、競争もそのためにあると考えています。
競争も、勝利も、子供達が成長するための「手段」であって、「目的」ではない。大人が求める競争や勝利のためではなく、子供達の成長と幸せのための場所となるべく、活動してまいります。

2020年1月2日木曜日

1月 オープンクリニック開催のお知らせ

1月にオープンなクリニックを2つ企画しています
一般参加歓迎ですので、拡散して頂けると嬉しいです(^ω^)
場所はいずれも京田辺市内になります~

1.
第2回 テコンドー日本チャンピオン・オリンピック代表候補 栗山廣大選手のリズムトレーニング
<日時>
1月9日(木) 19:00~20:30前後
<内容>
・スポーツリズムトレーニング
・テコンドー技のデモンストレーション
・栗山選手と一緒に遊ぶ♪サインや写真撮影も可♪

2.
第3回 プロコーチ・クラブチームJOKERS代表 中嶋憲治氏スペシャルクリニック
<日時>
1月18日(土)18:00~21:00
<内容>
セッション1 シチュエーション別フィニッシュスキル 確実にスコアしよう
セッション2 DFのプレッシャーに負けずにボールを運ぼう

どちらも、前回たいへん好評を頂いたコーチ陣によるクリニックです
詳細は気軽にお問い合わせ下さい(^ω^)

S.B.C-The First ComfortZone-
- 全ての子供達の“安心領域”-


謹賀新年

明けましておめでとうございます
今年もより一層、S.B.Cを、安心してバスケを楽しめる場所、子供達一人一人が高い満足感・幸福感を得られる場所にしていきたいです
そのために必要な課題は山ほどあるけど、頑張って積み重ねていこー(`・ω・´)
S.B.C-The First ComfortZone-
- 全ての子供達の“安心領域”-