2020年1月6日月曜日

S.B.Cってこんなトコ 第5章『ケガに強く、効率的な身体運用の指導・助言!』

~スポーツを楽しむために、まずは不要なケガをしないこと~

バスケットボールというスポーツは、運動強度が高く、また特殊な動きも多いため、ケガの危険性は決して少なくありません。レベルが上がれば上がるほど、ケガのリスクも大きくなっていくことは避けられないのが現実です。
事故のようなケガ(スポーツ外傷)を100%未然に防ぐことは現実的ではありませんが、疲労が蓄積して起こるケガや、誤った身体の使い方によって生じるケガ(スポーツ障害)については、極力、未然に防ぐことが大切であると、当スクールでは考えています。
そのため、エンジョイクラスでは、バスケだけではなく様々なスポーツを楽しんだり、身体を動かして遊ぶことを通して、自然な身体運用を身に付けることを目指しています。また、チャレンジクラスやCA,CFクラスでは、最初に身体運用のトレーニング時間を設け、ケガを未然に防ぐための、効率的で理に叶った身体運用を身に付けることを目指します。
身体運用のトレーニングは、非常に地味でつまらない時間です。選手は勿論、親御さんの中にも、「毎回やらなくても良いのでは?」「もっと知識・技術の習得のための時間を増やした方が良いのでは?」と思われる方もおられるかもしれません。しかし、バスケットボールはそれだけ負荷が高く、難しいスポーツなのだということを、どうかご理解頂きたく思います。この時間を省くことは、ケガのリスクを増やすということに直結するのです。
バスケットボールの知識やスキルは、それに特化したスクールは勿論、動画サイトなどを利用すれば簡単に手に入る時代です。一方、こういった身体運用などは専門的な分野であり、まだまだ情報が充分とは言えません。この部分を重視している団体・組織も残念ながら決して多くはありません。しかし、こういったことをしっかりと踏まえることが、ケガを少なくし、選手の持つパフォーマンスを最大限に発揮させる土台となります。故に、当スクールでは常に、この時間を大切にしていきたいと考えております。

~ケガを抱えている時は休む。信頼できる受診先も紹介します~

当スクールでは、プレーするか否かの判断は、基本的に選手本人に委ねます。ただ、大前提としてお伝えしておきたいのは、少なくとも当スクールの活動は「痛みをおしてまで参加する必要はない」ということです。
当スクールはチームとして大会に出たり、リーグ戦を戦ったりして優勝を目指すような活動は予定していません。あるとしてもスクール内でのゲームやOB/OGとのゲーム、練習試合程度で、それは「勝利」のためではなく、あくまでも「成長」のために試合を行います。従って、ケガをおしてまでプレーするような理由は、当スクールにはないのです。
ケガをしている時は、悪化をさせないこと、完治させることが最優先です。休むべき時はちゃんと休む、痛みがある時はプレーをしない、少なくとも痛みが出るような動作は控える、ということを強く推奨します。
「休んでしまうと他の選手に後れを取ってしまう」「周囲からのプレッシャーで休ませてもらえない」などの事情はよく聞きます。しかし、これは日本のジュニアスポーツの悪しき風習だと当スクールは考えています。痛みに耐えながらのプレーや、再発を恐れながらのプレーは、万全の状態の時とは全く違ったバランスや力加減でプレーすることになります。いわば、「異常な状態にアジャスト(順応)した」プレーを磨くことになるのです。
「異常な状態にアジャストしたプレー」を磨いたとして、それが健康体に戻った時にどれほど役に立つというのでしょうか。所詮は「異常な状態を誤魔化すこと」が上手くなるだけであり、選手としての高みを目指すための上達とは違います。それとも、異常な状態を前提にしてずっとプレーを続けていくのでしょうか。当スクールはそのように辛い思いでプレーする選手を育てたくはありません。
ケガをしたら、まずは信頼できる整形外科や整骨院で診てもらい、アドバイスを得て、慌てず着実に復帰を目指されることを強くお勧めします。(心当たりがない方はご相談下さい。当スクールが信頼する通院先を紹介します。)

~再発リスクを抑えて復帰するためにも、当スクールの活用を~

リハビリや、復帰に向けたトレーニング環境として当スクールを活用することもお勧めです。理由は極めてシンプルで、当スクールは選手に絶対に無理をさせない方針だからです。再発リスクを最小限に抑えるためには、様子を見ながら徐々に負荷を上げていくことが望ましいのですが、チームや部活ではプレッシャーや練習負荷が高かったり、指導者が多忙で充分に状態のチェックやケアができなかったりと、現実には難しいことが多いです。様子を見ながら負荷を上げていくようなトレーニングは、当スクールの中であれば、行いやすいかと思います。
中途半端に復帰しては再発、というサイクルを繰り返すことは、非常に効率が悪く、何よりもバスケットボールを楽しめません。最悪、選手の身体に障害が残ってしまう可能性もあります。子供達のバスケ人生はまだまだ長いのです。数日、数週間、数か月の遅れなど、健康な身体に戻ればいくらでも挽回は可能ですし、そのためのお手伝いは当スクールが全力で行います。まずはケガを治すことを優先されて下さい。

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